写真は米国ジョージア州に建設中のSKオンのバッテリー第2工場(画像提供:wowkorea)
写真は米国ジョージア州に建設中のSKオンのバッテリー第2工場(画像提供:wowkorea)
バッテリー大手「SKオン」が、米国の「フォード」、トルコの「コチ・ホールディング」と共同推進する、最大約4兆ウォン(約4202億3200万円)規模の電気自動車(EV)用バッテリー工場の設立計画が、撤回される可能性が出てきた。

これに先立ち昨年3月、SKオンは、フォードおよびコチと、トルコでEV用バッテリーを生産する合弁会社の設立で覚書(MOU)を締結した。

同社は2025年の稼働を目指し、年30~45ギガワット時(GWh)のバッテリーを生産する計画だった。

しかし昨年下半期から景気停滞が深刻化し、資金確保は難航。SKオンは昨年末、SKイノベーションから2兆ウォン(約2101億1600万円)など2兆8000億ウォン(約2941億6240円)の資金を調達した。当初は1兆3000億ウォン(約1365億7540万円)まで維持できる見込みだった外部資金は、8000億ウォン(約840億4640万円)止まりとなっている。

とくにロシアによるウクライナ侵攻で欧州の電気代が高騰し、欧州のEV市場の展望が悪化したのも、投資が振るわない一要因となった。

SKオンの関係者は「2022年3月のMOU締結以降、トルコでの合弁会社設立を協議してきたが、現時点で話がまとまっていない状態。ただし交渉中断を最終決定したわけではない」と説明した。


Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101