インチョン(仁川)刑事13部は11日、準強姦(日本の準強制性交等罪にあたる)などの容疑で裁判にかけられた30代の男キム被告に、懲役7年を宣告した。また、40時間の性的暴力治療プログラムの履修を命じ、7年間、児童・青少年や障害者関連機関に就職できないよう制限した。
キム被告は昨年6月28日正午ごろ、仁川・ミチュホル(弥鄒忽)区のオフィステルで生放送をおこなっていたところ、同僚の女性BJが寝ている隙に性的暴行をはたらいた容疑を受ける。
彼らは事件当日、酒を飲みながらモッパン(グルメ放送)をし、視聴者と対話していた。被害女性は普段から睡眠障害を抱えていたため、正午ごろに睡眠薬を飲んで眠った。するとキム被告は女性の同意なく犯行に及んだ。
キム被告の犯行は約15分間おこなわれたという。プラットホームの運営者が3度に渡って、「現在の放送は“性犯罪を疑う行為”の制裁対象に含まれる。注意して配信してほしい」とのメッセージを送ったが、強制終了には至らなかった。
当時、約300人の視聴者がリアルタイムで見ており、警察は一部視聴者の通報を受けてキム被告を緊急逮捕した。
裁判部は「被告人は抵抗できない被害者を相手に性暴力をはたらき、その場面がインターネット放送でリアルタイムに流れ、数百人が視聴した」とし、「罪質は相当重い」と判断。また、「被害者はひどい性的羞恥心と精神的苦痛を強いられたが、被告人が被害回復していない点などを考慮した」と量刑理由を明らかにした。
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