韓国の尹大統領、UAE同胞懇談会で「韓国に弊害となることをなくす…画期的な跳躍の踏み台を用意」(画像提供:wowkorea)
韓国の尹大統領、UAE同胞懇談会で「韓国に弊害となることをなくす…画期的な跳躍の踏み台を用意」(画像提供:wowkorea)
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は14日(現地時間)、「政府発足2年目を迎える今年、私は大韓民国が繁栄するのに足を引っ張ることをなくし、新しい成長動力を創出するために、国家のすべての能力を結集する」と強調した。

 また、アラブ首長国連邦(UAE)を「最上のパートナー」と表現。「今回の国賓訪問を契機に、両国の未来共同繁栄のため、画期的な跳躍の踏み台を用意する」と約束した。

 尹大統領は同日午後、新年初の歴訪としてUAEを訪問。アブダビで開かれた同胞懇談会で「ポストオイル時代を準備するUAEと、革新的なアイデアと技術力を持った大韓民国は最上のパートナー」とし、このように述べた。

 尹大統領はこの日から17日までの4日間、UAEで原子力発電・防衛産業などの「セールス外交」に乗り出す。尹大統領は、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領の招待でUAEを国賓訪問した。韓国の大統領がUAEを国賓訪問したのは1980年の両国国交正常化以来初めて。ムハンマド大統領が就任後、初の国賓招聘となる。

 尹大統領は「UAEは中東国家の中で唯一、韓国と特別戦略パートナーの関係を結んだ兄弟国家だ。神様が下した祝福という意味を持つバラカ原発建設を契機に、両国関係は飛躍的に発展してきた」と強調した。

 それと共に「最近はエネルギーと建設インフラから保健・医療、防衛産業、文化に至るまで協力範囲が拡大している。バラカの成功につながる歴史的な協力事業を期待する同胞の皆様の念願に応えられるよう、韓国政府も最善を尽くす」と述べた。

 尹大統領はまた、「インフラ建設や原発、防衛産業分野を新たな輸出動力、私たちの未来産業として育成する。供給網再編や気候変動対応のような世界経済秩序の挑戦を乗り越える上で、韓国企業が主導的な役割を果たせるよう、競争力が高められるあらゆる方策を講じる」と説明した。

 尹大統領は1970年代のオイルショック当時、中東に韓国企業と建設勤労者が渡り、経済危機を機会に変えたことを取り上げた。「同胞の皆様に、より高い発展と成長の機会が与えられるよう、政府が最善の支援をいとわない」と付け加えた。
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