【ソウル聯合ニュース】韓国政府系機関の韓国不動産院によると、2022年に全国の住宅価格は前年比4.7%下落し、03年に統計を取り始めて以来最も大きな落ち込み幅を記録した。ソウル市は4.8%下がり、12年(マイナス4.8%)以来10年ぶりの大幅な下落幅となった。 中でもマンション価格は全国が7.6%、ソウル市は7.7%、それぞれ下落した。03年の統計開始後、最も大きな下げ幅で、アジア通貨危機のあおりを受けた1998年以来の大幅マイナスだった。 昨年は利上げが急速に進んだ影響で住宅の購買意欲が失われ、取引が急減し、住宅の売買価格も押し下げられた。 特に昨年12月は全国の住宅価格が前年同月比2.0%、ソウルも2.0%下落し、いずれも単月ベースで03年以降最大の下落幅を記録した。 政府は先月末から税制・金融の規制緩和を発表しており、今月初めには一部の地域を除くソウル市の不動産規制を解除した。専門家は、今月に入り不動産価格の下がり方がやや鈍化しているものの、下落傾向は当分続くと予想している。
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