国会国防委員会に出席した李鐘燮・国防部長官(右)と金承謙・合同参謀本部議長=26日、ソウル(聯合ニュース)
国会国防委員会に出席した李鐘燮・国防部長官(右)と金承謙・合同参謀本部議長=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍制服組トップの金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長は26日の国会国防委員会で、先月末の北朝鮮無人機の侵入を巡る軍の対応に不備があった問題に関連し「監査結果を踏まえ、慎重に検討して必要な措置を取る」との考えを示した。

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 先月26日、北朝鮮の無人機5機が韓国に侵入。このうち1機はソウルの大統領室付近に設定された飛行禁止区域の北端を飛行した。韓国軍は戦闘機などを出動させたが、撃墜には至らなかった。

 李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は「(北朝鮮無人機の)探知、追跡は過去に比べ進展した側面があったが、撃墜できなかった側面からはさまざまな問題が確認された」として、「(問題点を)早期に補完し、対応態勢の完成度を高めていく」と強調した。

 合同参謀本部は国防委員会で、軍の対応で明らかになった問題点を列挙したが、懲戒など問責については言及しなかった。最大野党「共に民主党」の薛勲(ソル・フン)国会議員は「この状況に対し、何の責任も取っていない」として、「無責任だ」と批判した。


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