米国が「ロシアへの制裁」を拡大…傭兵グループを「国際犯罪組織」に指定

米政府は、ウラジミール・プーチン・ロシア大統領の親衛部隊と呼ばれるロシア傭兵企業“ワグナーグループ”を「重要国際犯罪組織」に指定するなど、対露制裁を拡大させた。

26日（現地時間）米財務省は「ロシアのウクライナ戦争能力を弱めるため、12の団体と6人の個人に対し追加措置をとる」として、ワグナーグループおよび世界的組織・その関連者たちへの追加制裁を発表した。

今回の追加制裁により、ワグナーグループは重要犯罪組織に指定され、ワグナーグループと関係しているロシアおよびUAE（アラブ首長国連邦）などの企業も、制裁リストにその名を連ねた。これによりワグナーグループが米国で保有している資産は凍結され、米国人の投資を含めた貿易などの取引も全面的に禁止される。

ジャネット・イエレン財務長官は「ワグナーグループおよびその関係者たちへの制裁拡大は、プーチン氏の戦争能力を阻止することに役立つだろう」と語った。