これによりメルク・ライフサイエンスはJW中外製薬に、自社のAIソフトウェア「シンシア」を提供する。「シンシア」は、新薬開発の段階で医薬品原薬の合成ルートを迅速に分析・提供するソフトウェアだ。メルク・ライフサイエンスはさらに、同社の合成研究所であるCSラボにおける、新規合成ノウハウをJW中外製薬と共有する。
JW中外製薬の原料研究センターでは、自社の新薬候補化合物(開発パイプライン)の合成研究において、シンシアを活用する計画だ。非臨床および臨床試験に使用する化合物(主要成分)の製造方法に関する研究時間と、コストの削減に期待できる。これと共にシンシアが提示した合成条件を基に、ロボットが研究員に代わり24時間体制で原料合成を行う実験室を設置する予定となっている。
JW中外製薬のシン・ヨンソプ代表は「今回のメルク・ライフサイエンスとの合成研究の自動化に関する協力は今後、当社が多様な新薬研究を効果的に行うための礎となる」と話した。
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