22年の売上高は302兆2314億ウォンで、前年比8.1%増加した。同社の年間売上高が300兆ウォンを超えたのは初めて。純利益は同39.5%増の55兆6541億ウォンだった。
22年10~12月期の営業利益は前年同期比69.0%減の4兆3061億ウォンで、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(5兆2913億ウォン)を18.6%下回った。サムスン電子の四半期ベースの営業利益が4兆ウォン台にとどまったのは、14年7~9月期(4兆600億ウォン)以来約8年ぶり。
22年上半期は半導体の好況などで過去最高の業績を記録したが、下半期に入ると高金利と景気低迷の長期化への懸念が高まったのに加えて新型コロナウイルスによる特需が落ち着き、セット(完成品)消費と半導体需要が急減したためと分析される。
22年10~12月期の業績を部門別にみると、半導体部門の営業利益は2700億ウォン、売上高は20兆700億ウォンにとどまった。
DX(デバイスエクスペリエンス、モバイル・家電)部門は営業利益1兆6400億ウォン、売上高42兆7100億ウォンを記録した。家電事業は市場の需要不振と原価高が続き、収益性が悪化した。
スマホ事業などを手掛けるモバイルエクスペリエンス(MX)部門はスマートフォンの売り上げが減り、利益が減少した。
サムスン電子の昨年の設備投資額は53兆1000億ウォンだった。このうち半導体は47兆9000億ウォン、ディスプレーは2兆5000億ウォンとなっている。
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