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ロッテ建設は新技術を通じて、セメントを5%だけ使用してもこれまでのコンクリートに比べ同等以上の強度を保ち、塩害耐久性の優れたエコ・コンクリートを開発した。コンクリートの主原料であるセメントはその割合が高いほど強度を増すが高温で加熱するため、1トンを生産するのに0.9トン以上の二酸化炭素を排出する。
エコ・コンクリートは、セメント5%に鉄鋼産業の副産物である高炉スラグを80%以上使用し、強度および耐久性向上のための添加剤を一部使用した。また、コンクリートの中のセメント成分と水が化学反応を起こすことで発生する水加熱を30%以上下げた。これにより亀裂発生のおそれが減り、アパートの基礎および杭(くい)のような地面の中に入る大型構造物の施工品質確保においても優れたものとなった。
さらには、セメント100%を使用したコンクリートに比べ90%以上の二酸化炭素削減が可能なため、エコ・コンクリートとしてアパートを施工する場合、1000世帯基準で約6000トンの内在炭素削減が可能で、これは「木を約4万2000本植える」のと同じ効果があるという。
ロッテ建設技術研究院の関係者は「今回開発したエコ・コンクリートを建設現場で使用し、炭素排出の削減とグリーン建設物の認証を通じたエコ建築に積極的に活用する計画だ」とし「炭素排出の削減が可能なエコ技術の開発と適用の拡大を通じて、ESG経営において先頭に立っていく」と語った。
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