昨年、銃器で死亡した陸軍二等兵…集団いじめによる「自殺」だった＝韓国

昨年11月にカンウォンド（江原道）の陸軍GOP（一般前哨）で発生した兵士銃器死亡事故が集団いじめによる自殺だったと調査された。

これと関連し韓国陸軍は9日、国防部（防衛省に相当）の定例会見で、「故人の冥福を祈り、遺族に慰労の意を伝える」とし、「今回の出来事が発生したことについて非常に残念に思い、再発防止のため多角的な努力を行っていく」と明らかにした。

陸軍によると、3か月前に江原道のGOPで警戒勤務をしていたA二等兵の銃傷事故と関連し、軍事警察の調査の結果、集団いじめによる自殺だったことがわかった。

A二等兵はこの部隊に配置されてから1か月しか経っていない状態だった。A二等兵をいじめていた人は計8人と調査された。8人はA二等兵に暴言や脅迫などを繰り返していたという。軍事警察は過酷行為にこの部隊の幹部も加わっていたことを把握し、8人を民間警察に移牒（いちょう）することに決定した。

陸軍は、「関連する8人に対しては民間警察に移牒するなど、法と規定に基づき厳正に処理する」とし、「遺族に最終的な捜査結果を説明した」と伝えた。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556