これにより、チョ・ジェホは今シーズンだけで2度の優勝を飾り、PBA通算2勝に成功、韓国選手の中でカン・ドングンと共に唯一の2勝保有者となった。また、今シーズン開幕戦(Blue One Resortチャンピオンシップ)に続き最終戦でも優勝カップを手にしたことで、韓国選手初のシーズン2回優勝を記録する選手となった。合わせて優勝賞金1億ウォン(約1000万円)とランキングポイント10満点を確保し、シーズンランキング1位(261,500ポイント、2億2250万ウォン)に浮上した。
80年生まれの同い年で、アマチュア時代からプロまで同じ韓国ビリヤード界を引っ張ってきたカン・ドングンとの競技で、チョ・ジェホは今大会で維持していた絶頂の感覚と強いメンタルを決勝戦でも遺憾なく発揮した。
チョ・ジェホは4セットで勝機をつかんだ。6イニングまで9:4でセットをリードしたチョ・ジェホは7イニングでカン・ドングンに9点を許し9:13となったが、次のイニングで冷静に3得点を追加し12:13と追撃した。8イニングの攻撃で残る3点を入れ15:13となり、セットスコア3:1の差を作った。
チョ・ジェホは「シーズンを前に1度優勝するのが目標だったが、開幕戦で優勝した後、2回の優勝を目標に掲げた。その目標をかなえられ、自らが誇らしく胸がいっぱいだ」としながら、「最近、知人からプレゼントされた『メンタリティー』という本のおかげで、メンタル管理に大きく役立った。これからワールドチャンピオンシップ優勝に挑戦する」と述べた。
女子部では“カンボジアの特級”Pheavy SRUONGがキム・ボミ(NH農協カード)をフルセットの接戦の末、セットスコア4:3で勝利し、シーズン2度目、プロ通算4度目の優勝カップを手にした。
これによりPheavy SRUONGは今シーズン開幕戦優勝以降、7ツアーぶりに優勝を飾り、シーズン2勝を達成した。同時に通算4回優勝で“5回”キム・ガヨン(ハナカード)、イム・ジョンスク(クラウンヘテ)に続きLPBA最多優勝2位に浮上した。
Pheavy SRUONGは競技後、「最近、新しく学ぶことが多かったが、かえって毒となり不振が続いた。気持ち的な悩みも多く、今シーズンは優勝できないかと思っていたものの、こうして優勝できて、つらかった思いが雪が解けるように消え去った。とてもうれしい」と心境を明かした。
8つの正規ツアーを終えたプロビリヤードは来る17日から「ウェルカム貯蓄銀行PBAチームリーグ2022-23」ポストシーズンに突入し、真のチャンピオンチームを選ぶ。その後、3月3日からはPBA-LPBA上位32人が進出する「SKレンタカーPBAワールドチャンピオンシップ」でシーズンを終える。
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