元ビッグバンＶ．Ｉが出所　刑期満了で＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国法務部などによると、売春をあっせんした罪や海外で多額のギャンブルを行った罪で実刑判決が確定し、服役していたＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）の元メンバー、イ・スンヒョン（引退前の芸名Ｖ．Ｉ）氏が９日、刑期満了で出所した。　イ氏は常習賭博、売春あっせん、業務上横領など９の罪で２０２０年１月に起訴され、昨年５月に大法院（最高裁）で懲役１年６カ月が確定した。　判決文などによると、李氏は２０１５年１２月から１６年１月にかけ、日本を含む海外の投資家に性的な接待をあっせんし、自らも買春を行った。　また、自身が役員を務めたクラブ「バーニングサン」の資金約５億２８００万ウォン（約５５００万円）を横領したほか、１３～１７年に米ラスベガスのホテルのカジノで２２億ウォン相当に上る巨額のギャンブルを行った。１５年末には飲食店で他の客とけんかになり、ビジネスパートナーを通じて暴力団員に脅迫させた。　イ氏は２００６年にＢＩＧＢＡＮＧのメンバーとして芸能界にデビューした。Ｔ．Ｏ．Ｐ（トップ）、Ｇ－ＤＲＡＧＯＮ（ジードラゴン）、ＳＯＬ（ソル）、Ｄ－ＬＩＴＥ（ディライト）と共に５人で活動し、「ＢＡＮＧ　ＢＡＮＧ　ＢＡＮＧ」「ＬＡＳＴ　ＦＡＲＥＷＥＬＬ」「ＨＡＲＵ　ＨＡＲＵ」「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣ　ＢＡＢＹ」など数々のヒット曲を発表。Ｋ―ＰＯＰを代表するグループとして人気を集めた。　バーニングサンを巡り、薬物使用、性犯罪、警察との癒着などの疑惑が持ち上がり、海外の投資家に性的な接待をあっせんした疑惑が報じられると１９年３月にグループを脱退し、芸能界からも引退した。