独伊英49カ国の外交官、「KIST」に集結…「一体どうして?」=韓国(画像提供:wowkorea)
独伊英49カ国の外交官、「KIST」に集結…「一体どうして?」=韓国(画像提供:wowkorea)
「韓国科学技術研究院(KIST)」は10日、第57周年開院記念日を迎え、ソウル市内のKIST本院で「在韓外交使節セミナー」を開催した。「炭素中立」を主題に開かれたこの日のセミナーは、49カ国の駐韓外交使節と国際機構2か所、出捐硏究機関5か所の専門家らが一堂に会し、各国の政策や技術現況を共有するために開かれた。

 KISTは毎年開院記念日を迎え、駐韓外交使節を招き記念式を開いてきた。しかし、毎年繰り返し開催される形式的な行事に、外交使節の関心度が落ちていた。今年はこれまでの形式を果敢に脱ぎ捨て、外賓が参加したいイベントを企画することに専念。今回の記念式イベントはKIST職員と同窓生を中心に企画し、駐韓外交使節らとのセミナーを準備した。結果は期待以上だったという。

 セミナーでは最初の発表で、KIST清浄新技術研究本部のミン・ビョングォン本部長が、人工光合成や太陽電池、建物一体型太陽光発電システム、有機太陽電池、グリーンオール(Green-ol)などKISTの炭素中立技術の研究現況について説明した。続いて各国の炭素中立関連政策推進現況を共有する時間を持ち、その後は参加者が炭素中立達成のために、科学技術分野の国際協力実践方案を自由に議論した。

 ユン・ソクジン(尹錫珍)KIST院長は「KISTは科学技術を通じて、全世界的に至急な課題である炭素中立を解決するために努力している。今日の行事が期待以上に盛況裏に開催されたことは、炭素中立はすでに一つの国の問題ではなく、全地球的な問題ということを意味する。今後、今日の行事を定例化し、KISTが科学技術分野で国際協力の求心点になれるようにしたい」と述べた。
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