韓国ネイバー、3月に7年分のスポーツ記事のコメントを一括削除へ(画像提供:wowkorea)
韓国ネイバー、3月に7年分のスポーツ記事のコメントを一括削除へ(画像提供:wowkorea)
韓国ネット大手の「ネイバー(NAVER)」がスポーツ記事のコメントサービスを廃止したのに続き、データベース(DB)に蓄積されたコメントを一括削除する。同社は2020年、悪質コメントを遮断するとして、スポーツ記事のコメントサービスも中断している。

 11日、関連業界によると、同社は3月、スポーツ記事と映像に掲載されたすべてのコメントを一括削除する。2013年1月1日から2020年9月30日までの7年間書き込まれたコメントと回答が対象。同社はこのような事実を事前告知するため、今月初めから利用者に案内メールを送っている。

 同社は「2020年9月からスポーツコメントサービスを中断している。これまでに書き込まれたスポーツコメントと回答のDBも、今年3月中に一括削除する予定」と案内した。続けて「コメントDBが一括削除される前に、書き込んだコメントや回答のバックアップを希望する利用者は、顧客センターに申し込んでほしい」と明らかにした。

 同社によると、2月28日午後11時59分までに申請する利用者に限り、コメントDBをバックアップできる。この時まで顧客センターに受付しなかった利用者のコメントと回答は、3月にすべて削除される。

 一方、同社は2020年8月、女子プロバレーボール選手のコ・ユミン(25)氏が悪質なコメントに苦しめられ亡くなったことをきっかけに、スポーツニュースコメントサービスを全面中断した。これに先立ち、2020年3月にも芸能ニュースのコメントサービスを終了した。その代わり、昨年9月にスポーツファンのためのオープンチャット基盤のコミュニティ「ネイバースポーツコミュニティ」を提供している。

 現在、ポータルサイトの「ダウム(Daum)」を運営しているIT大手の「カカオ(Kakao)」も、芸能ニュースとスポーツニュースのコメントサービスを中断している。これまで2大ポータルサイトは、悪質なコメントによる弊害が議論されるたびに、AI(人工知能)を導入して悪質コメントを排除し、申告・制裁システムを強化するなど、悪質コメントに対する制裁やコメント廃止措置を出してきた。
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