地下6階から地上42階、11棟1180世帯規模の集合住宅で、一般分譲されるのは679世帯と公表されている。2026年3月から入居が開始される予定だが、問題は分譲価格だ。
専有面積59平米の物件の基準分譲価格は6億4900万ウォン(約6740万円)、82平米の物件の場合は8億6900万ウォン(約9000万円)だ。82平米の場合、バルコニー拡張費まで含めると、分譲価格が9億ウォン(約9300万円)に迫る。これは九里市での過去最高分譲価格だ。
前回分譲された「ヒルステート九里駅」の場合、2022年2月の分譲当時、84平米の場合で7億9200万ウォン(約8230万円)で、バルコニー拡張費を加えても8億ウォン(約8300万円)台前半だった。住宅価格が下落傾向で推移し始め、多くの住宅が売れ残っている状況で分譲価格がさらに上昇したものだ。
ソウルのマンション価格も下落している状況で、九里のマンションの分譲価格が高すぎるという指摘が出ている。当初、九里駅のロッテキャッスルシグネチャーはマンション市価が下がる前の昨年上半期に分譲される予定で、予定通りに分譲されたならば、分譲価格が高すぎるとの批判は起きなかったはずだが、分譲時期が延期されて住居価格が下落する時期に分譲された結果、批判が大きくなったものとみられている。
最近、不動産規制緩和対策が出た後、ソウル市カンドン(江東)区ドンチョン(遁村)住公マンションが再建築され、物件のほとんどが完売するなど市場心理が改善されている。現在、遁村住公マンションの場合の59平米と84平米の物件の契約率は90%を超えている。
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