北朝鮮　軍の正規10軍団のうちトップ3人が交代

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮人民軍の正規10軍団のうち第1軍団と第5軍団、第9軍団のトップが交代していたことが分かった。聯合ニュースが15日までに、北朝鮮の朝鮮中央テレビが8日撮影した朝鮮人民軍創建75年の閲兵式（軍事パレード）の映像を分析した。

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　北朝鮮で昨年4月に開催された朝鮮人民革命軍（抗日遊撃隊）創建90年記念の閲兵式では、第1軍団の団長は朴秀逸（パク・スイル）氏、第5軍団は崔桔龍（チェ・ギルリョン）氏、第9軍団は宋永建（ソン・ヨンゴン）氏だった。今月8日の閲兵式ではキム・ソンチョル上将が第1軍団、崔斗容（チェ・ドゥヨン）上将が第5軍団、アン・ヨンファン中将が第9軍団の行進を率いた。

　第1軍団長だった朴氏は現在、軍総参謀長を務めるが、昨年6月に社会安全相に任命された後の第1軍団長は分かっていなかった。第5軍団長の崔斗容氏は昨年、軍で公式序列4位の総参謀部第1副総参謀長に任命されたとみられていた人物だ。

　軍の最高司令官である金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）はこれまで、軍団長級以上の指揮官を大幅に入れ替え、軍に対する統制力強化に努めてきた。ただ、今回の3人の軍団長交代は特に大幅な人事異動とはみられていない。