インテグリッドが「MWC」のSKTブースで公開する「エアパス」を搭載したロボット(画像提供:wowkorea)
インテグリッドが「MWC」のSKTブースで公開する「エアパス」を搭載したロボット(画像提供:wowkorea)
SKテレコム(SKT)は21日、米半導体大手クアルコムの子会社「クアルコム・テクノロジーズ」、人工知能(AI)を基盤としたロボティクスプラットフォームの構築を手掛ける韓国の「インテグリッド」と共に、「オープン・ロボティクス・データ・プラットフォーム」の開発に向け協力すると発表した。

現在、韓国では多様な形態のロボットが登場しているが、いずれのロボットも各自がいるスペースに限り学習やデータ処理が可能となっている。このためロボット間の連動性を強化し、データを互いに共有、処理できる標準化されたプラットフォームの必要性が高まっている。

今回の提携でクアルコム・テクノロジーズはIoT(モノのインターネット)用プロセッサ「QRB5165」で駆動する「RB5プラットフォーム」とAIエンジンを提供する。またインテグリッドは「SKT」とクアルコム・テクノロジーズのソリューションを内蔵したロボット開発キットを作り、ロボット同士の運用性の検証と認証のためのテストなどを行う計画だ。とくにSKTはロボットの統制とクラウド、位置情報などのノウハウをクアルコム・テクノロジーズおよびインテグリッドのプラットフォームと結合し、より高度化したプラットフォームを構築する。

3社は「オープン・ロボティクス・データ・プラットフォーム」の「エアパス」を、2月27日からスペインのバルセロナで開催されるモバイル機器の展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」にて公開する予定だ。


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