HYBEの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
HYBEの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループのBTS(防弾少年団)などを擁する総合エンターテインメント企業のHYBE(ハイブ)は22日、大手芸能事務所のSMエンタテインメント創業者、李秀満(イ・スマン)前総括プロデューサーが保有する同社株のうち14.80%を取得したと発表した。

 HYBEは今月10日、李氏が保有する18.46%のSMエンタテインメント株のうち14.80%を4228億ウォン(約440億円)で取得すると発表した。当初は来月6日に取得する予定だったが、予定よりも早く代金を支払った。SMの筆頭株主は李氏からHYBEに代わった。

 韓国歌謡界からは、HYBEが予定より早く代金支払いを済ませたことに対し、HYBEが1日も早く筆頭株主になり、安定的に株式取得の手続きを終わらせるためとの見方が出ている。

 HYBEの朴智援(パク・ジウォン)最高経営責任者(CEO)はSMエンタテインメントのファン、アーティスト、従業員、株主へのメッセージで「HYBEは(SMエンタテインメントの)『SM3.0』成長戦略が提示する方向性とSMエンタテインメントの従業員・アーティストの皆様が共に作ってきた価値とビジョンを尊重します」と強調した。

 また、HYBEの「Weverse(ウィバース)」とSMエンタテインメントの「Bubble(バブル)」という二つのファンダム・プラットフォームの拡張は韓国を越えて拡大し、世界的な競争力を得ていくとし、「HYBEとSMエンタテインメントが力を合わせて世界3大音楽会社と肩を並べる最高の企業を作っていきましょう」とビジョンを提示した。


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