韓国陸軍が卒業・任官式、「どの瞬間も最善を尽くし、国家に献身」

韓国陸軍士官学校・第58期の卒業・任官式が27日、キョンサンブクト（慶尚北道）ヨンチョン（永川）にある陸軍3士官学校で行われた。

イ・ジョン の最新ニュースまとめ

　新型コロナウイルスマニュアルの緩和によって4年ぶりに外部から関係者を招いて行われたこの日の行事には家族や知人、同窓生など約4700人が出席。会場に来ることができなかった家族や親族は、国防広報院による生中継映像を通して視聴し、遠方から祝った。

　行事は国民儀礼を皮切りに優等賞授賞、卒業証書および任官辞令の授与、階級状の授与、任官宣誓、VIP祝電の朗読、卒業生行進の順で進められた。

　この日、「名誉の大統領賞」はキム・セファ少尉（男性、25）が受賞。キム少尉は「どの瞬間も最善を尽くそうという思いで軍生活に臨んだ。生徒として積み重ねてきたものを任官後も発揮しながら国家に献身し、周りを助けられる将校になれるように努力する」と今後の抱負を明かした。

　国防部（部は日本の省に相当）のイ・ジョンソプ長官は、祝辞を通して「北朝鮮は7次核実験の準備を終えたと言われる中、新型の大陸間弾道ミサイル（ICBM）のような違法武器開発を続けながらミサイル能力を高度化している」とし、「このような安保状況の中でも韓国軍は、韓国の自由と平和を守り、国民の生命と財産を守るための使命を全うする努力をしている」と激励した。