韓国の梁基大議員(右)と元慰安婦の李容洙氏(中央)(画像提供:wowkorea)
韓国の梁基大議員(右)と元慰安婦の李容洙氏(中央)(画像提供:wowkorea)
韓国では3・1節(1919年3月1日の三・一独立運動を記念する日)を翌日に控えた2月28日、元慰安婦のイ・ヨンス(李容洙)氏は野党“共に民主党”のヤン・ギデ(梁基大)議員の招請により、キョンギド(京畿道)クァンミョン(光明)市にある光明洞窟(鉱山洞窟)を訪れ「慰安婦問題解決のため、この世を去る時まで全力を尽くしていく」と誓った。

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イ氏はこの日、光明洞窟の入り口に建てられた「平和の少女像」(慰安婦像)の前で少女像の握られた拳と素足をなでながら「どれほどやるせなく悔しければ、拳を握り素足で座っているだろうか。日本の植民地支配に対する心からの謝罪を受け、その手を開き靴を履いて楽に休むことができる日が来るよう、全ての力を注いでいく」と強調した。

ヤン議員の案内により光明洞窟を見てまわったイ氏は「光明洞窟は日本の植民地時代に朝鮮人が徴用された現場でもあることから、日本の青少年たちが韓国に来たら歴史の現場として必ず体験訪問できるよう積極的に促していく」と語った。また、元徴用工への賠償を進めてきたチェ・ボンテ弁護士も同行し「光明洞窟は少女像や徴用現場など歴史の現場としての価値が高いことから、学生たちの修学旅行の必須コースになったらと思う」と語った。

ヤン議員は光明市長当時の2015年、戦後(日本の植民支配からの解放)70周年を記念して、光明洞窟の入り口に平和の少女像を市民の寄付金で建立したことで、イ氏と縁を結ぶようになった。

ヤン議員は「(イ氏の)『生きている間に日本による心からの謝罪や法的賠償など、悔しい思いを解いてほしい』というお言葉が、常に心に響いている」とし「きょうもイ氏が平和の少女像をなでながら『全ての力を注いでいく』と誓う姿をみて心が痛かった」と語った。

ヤン議員は2018年3月イ氏とともにフランス・パリを訪問し、フランス議会での証言を取り持ち、ユネスコ本部の前では慰安婦記録物の登録を求める抗議デモも行なった。

また国会議員になってからは「慰安婦被害真相究明および名誉回復に関する特別法案」(慰安婦真相究明法)を1号法案として代表発議した。

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