水曜集会で発言する李容洙さん=1日、ソウル(聯合ニュース)
水曜集会で発言する李容洙さん=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の独立運動記念日「三・一節」を迎えた1日、ソウルの日本大使館付近で旧日本軍の慰安婦問題の解決を求める定例の「水曜集会」が開かれ、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが参加した。李さんは尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対し、慰安婦問題を解決するという約束を果たすよう促した。

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 また、慰安婦問題を国連拷問禁止委員会(CAT)に付託するよう改めて要求した。李さんは慰安婦問題の国際司法裁判所(ICJ)への付託を目指す市民団体「日本軍慰安婦問題ICJ付託推進委員会」の委員長を務めている。

 李さんはさらに、慰安婦被害者が自身の被害を初めて公の場で証言した1991年から32年にわたり賠償や謝罪などの問題を解決していない日本は悪辣(あくらつ)だとし、「日本は韓国に解決策を出せと言うが、なぜわれわれが出さなければならないのか」と批判した。

 李さんが水曜集会の現場に足を運んだのは約3年ぶり。かつて李さんは水曜集会に頻繁に出席していたが、2020年5月の記者会見で、会を主催する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が集めた慰安婦被害者への寄付金の使途などが不透明と非難。その後はメッセージを送るなどの形で集会にかかわってきた。

 一方、この日、同じ場所で保守系団体による水曜集会に反対する集会が開かれ、参加者は日本の国旗を振りながら拡声器で「正義連解体」などと声を上げた。


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