LGユープラスがノキアと提携、商用網におけるオープンRANテストを実施へ＝韓国報道

通信大手の「LGユープラス（LGU＋）」が、フィンランドの通信機器メーカー「ノキア（NOKIA）」と第5世代（5G）移動通信システム基地局装置の互換性を高める、オープンRANのテストベッド構築に向けた協力で提携した。

これにより両社は、韓国にオープンRANテストベッドを構築する。分散ユニット（O-DU）や無線ユニット（O-RU）などの設備を連動したネットワークを構築し、商用網の加入者も利用できるようにするなどして、オープンRANを実現する役割を果たす。

オープンRANのテストベッドには設備メーカーとして「サムスン電子」が参加し、大企業と中小企業による設備同士の連動テストも行う。具体的にノキアはO-DU開発とシステム統合を、またサムスン電子はO-RU開発を、それぞれ担当する。開発された製品を、LGU＋の商用網において検証する予定だ。

これに先立ちLGU＋とノキア、サムスン電子は、O-DUとO-RU設備の連動に成功するなど、オープンRANの技術確保に向けた協力を続けてきた。

またLGU＋は、サムスン電子がオープンRAN市場に進出するための設備開発や市場拡大を支援する計画であるほか、生産面では韓国の中小企業とオープンRAN関連の協力も進めていく。