WBC韓国代表、緊急事態発生も全員無事に帰国…イ監督「大変な状況で選手たちが”ひとつ”になった」

イ・ガンチョル監督が率いる「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」韓国代表チームが、緊急事態を乗り越えて無事に帰国した。

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　イ監督をはじめ代表チームの23人は1日午後、インチョン（仁川）国際空港を通して帰国。この日午前、先発隊13人が帰国したのに続き、後発隊とメジャーリーグのオープン戦を終えたキム・ハソンが同じ飛行機で韓国に帰国して”完全体”となった。

　これに先立ち、韓国代表チームはこの日午前、大韓航空とアシアナ航空を利用して韓国に帰国する予定だった。しかし、機材トラブルによって離陸できず、選手の半分以上が足止めされていた。トラブルに見舞われた飛行機に搭乗していたのはイ監督をはじめイ・ジョンフ、イ・グァンヒョン、チェ・ジョン、コ・ウソクら22人だ。足止めされた22人は急きょ、バスでロサンゼルスに移動。しかし、予約されていた便には搭乗できず、12時間後に出発する便で帰国することになった。

　帰国後、イ監督は「大変な状況で、選手たちの良い姿がたくさん見られた。”ひとつ”になっていくのを感じた。約35時間の同行で助け合いながら、不満を言わずに互いのことをよく考えていた」と振り返った。

　なお、韓国代表チームは4日、大阪に移動。5日に公式練習を行う。その後、6日にオリックス・バッファローズ、7日に阪神タイガースと練習試合を行う予定だ。7日の阪神戦が終わると、すぐに”決戦の地”東京に移動し、9日に「WBC」初戦＝オーストラリア戦を迎える。