「ハンビット-TLV」の打ち上げは、同社が衛星打ち上げサービス事業を行うため、50キログラムの設備輸送能力を持つ二段式小型ロケット「ハンビット-ナノ」に搭載するハイブリッドロケットエンジンの飛行性能を検証するために行うものだ。試験に使われるのは高さ16.3メートル、直径は1.0メートル、重量は8.3トンの一段式ロケットで、推力として15トンクラスのハイブリッドエンジン1基を搭載する。
同社は昨年12月、ブラジル空軍傘下の宇宙システム調整実行委員会(CCISE)と提携して、同国アルカンタラ射場にある商用ロケット発射台からロケットを打ち上げる予定だったが、発射台の安全管理システムと「ハンビット-TLV」の点火システムが同期する際にエラーが発生。ロケットに点火用電源が供給されず、打ち上げができなかった。同社とブラジル空軍が定期的な信号の送受信から同期プログラムまで点検した結果、現在はエラーなく正常作動していると分析されている。
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