韓国では新型コロナのエンデミック化により、1月の旅行関連カード支出額が急増した(画像提供:wowkorea)
韓国では新型コロナのエンデミック化により、1月の旅行関連カード支出額が急増した(画像提供:wowkorea)
韓国では新型コロナウイルス感染症のエンデミック(風土病)化により、ことし1月の旅行関連カード支出額が急増したことがわかった。また、会食などの再開により、法人カードの承認額も大きく増加した。

韓国の与信金融協会によると、ことし1月の信用カードとチェックカード・プリペイドカードを合わせたカード承認額は93兆ウォン(約9兆6836億円)で、前年同月に比べ8.7%増加した。また承認件数は20億7000件で、6.3%増加した。

注目すべき点は、ソーシャルディスタンスの緩和により企業の会食と営業活動が増加したことで、法人カードの使用が急増した点だ。1月の法人カードの承認額は16兆2000億ウォン(約1兆6868億円)で、昨年同月に比べ12.9%も急増している。

業種別にみると、1月のカード承認額の増加は旅行関連の業種が顕著であった。旅行と関連のある事業施設管理・事業支援サービス業、宿泊・飲食店業の1月におけるカード承認額はそれぞれ3500憶ウォン(約364億4353万円)と11兆6100億ウォン(約1兆2089億円)で、48.6%と24.8%も増加している。

あるカード会社の関係者は「新型コロナ防疫が解除されたことで、これまで移動の制限により委縮されていた旅行関連の消費が急増したものとみられる」とし「このような流れはことし前半の間、続いていくものとみられる」と語った。

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