チュ経済副首相はこの日、政府ソウル庁舎で開催された “国家未来戦略樹立のための政策討論会”で「未来の変化の動因に関する綿密な分析と展望を基に、大転換の時代を乗り越えていく正しい国家的政策ビジョンと戦略を立てることが非常に重要かつ急がれる」と語った。
チュ経済副首相は「最近になって潜在成長率の急激な下落・人口減少と地代追求による革新の停滞・経済の二重構造の深刻化・制度の硬直的な運用などにより、韓国経済が今後もこれまでのような成長動力を維持することができるか懸念される状況だ」とし「創造的破壊と革新を持続させ、絶え間なくわが経済の成長経路をアップグレードさせなければならない」と語った。
つづけて「産業と技術の革新・人材革新・国家安全網の革新・国家ガバナンスの革新という4つの課題を、集中的に研究・検討していく」と語った。
チュ経済副首相は「民間中心の自由な経済を具現化させ、持続的な革新が創出されるシステムを構築しなければならない」とし「長期的な観点で未来型人材を育て、適材適所にきちんと活用するための教育改革と労働改革の推進も急がれる」と語った。
さらに「落伍者たちも再挑戦することのできる社会安全網を築く一方、民間の革新を支援するための政府へと生まれ変わる」と強調した。
チュ経済副首相は「このような課題を具体化し、早ければことしの上半期に国家未来戦略を発表する」と明らかにした。
今回の討論会は、中長期戦略委員会の実務班が研究した国内外の主要な未来の流れと展望を基に、基本方向と主要政策課題を話し合うため開かれた。
韓国政府はことし5月、企画財政部(部)の主催で「経済開発5か年計画60周年国際カンファレンス」を開催して韓国経済に関する討論を行ない、国家未来戦略に反映させる計画である。
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