尹大統領、納税者の日記念式で国益を害する団体への税金使用に反対...「イデオロギーにとらわれた課税で財産権を侵害しない」=韓国(画像提供:wowkorea)
尹大統領、納税者の日記念式で国益を害する団体への税金使用に反対...「イデオロギーにとらわれた課税で財産権を侵害しない」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では3月3日、「第57回納税者の日記念式」が行われた。韓国メディア「ヘラルド経済新聞」によると、この日、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は式典で課税問題について発言。尹氏はイデオロギーにとらわれた課税で国民を苦しめたり、国民財産権を侵害しないという意志を明らかにした。

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 税金は国家の本質的な機能を果たし、社会的弱者を支援し、質の高い雇用を提供するため集中的に使用しなければならないと強調した

 尹氏は前任のムン・ジェイン(文在寅)政権の不動産税制強化が国民の財産権を侵害するとして緩和し、課税改革推進団を新設して相続税と不動産税改革に着手している。

 また、自営業者や小規模事業者など課税紛争が困難な人々を無理な課税で苦しめないようにし、課税紛争処理を迅速に行い国民の権利救済のために努力すると強調した。

 尹氏はまた、政治的な利益を追求するポピュリズム的な政治福祉ではなく、弱者福祉を実践する方針を示した。先端科学技術革新を通じて国際競争力を強化し、輸出増加、スタートアップ育成のために予算を投入する方針だ。

特に、「公益な目的をこえて違法行為を行ったり、国益を損なう政治集団化した団体には国民の血税を使わない」と強調した。

 尹氏はまた、「税金を納めることは自由と連帯の出発点である」と強調。韓国の大統領として、納税者の日記念式に参加したのは尹氏が初めてだ。この日、模範納税者と大統領表彰受賞者などを激励した。俳優のキム・スヒョンさんやソン・ジヒョさんも模範納税者として大統領表彰を受けた。

 4日、韓国経済新聞は社説で「納税の義務」だけを強調してきた韓国社会の税金文化について指摘した。「これからは納税者の権利も尊重され、誠実な税金納付者の主張と指摘、要求が国政に十分反映されなければならない」と強調。また、政府は「きちんと納付してくれてありがたい。たくさん賦課して申し訳ない。事業をよく育て、着実に納税できるよう引き続き頑張ってほしい」という感謝の気持ちを示すべきだと主張した。

 同じ日、ソウル経済新聞は税金の使用について、「独立性うんぬんと言いながら、血税に寄生する労組・市民団体・政党に対する過度な支援を断ち、経済を活性化し、弱者福祉に税金を使うべきだ」と強調した。
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