7日に発生した京畿道・利川の冷凍工場の火災による死亡者40人のうち13人が、出稼ぎなどで中国から来た朝鮮族13人と分かった。
 このうち25歳の男性キム・ヨンヘさんは、韓国人と結婚したいとこの招請で3か月前に韓国を訪れた。中国・青島で貿易業を営んでいたが事業がうまくいかず、韓国で元手を作り再び事業を大きくするという夢を暖めていた。入国後の最初の1か月はあちこち移りながら手当たり次第に働いていたが、国内の中国人らと就職情報を交換するうちに冷凍設備会社のユソンに就職することになった。ここではスプリンクラーの連結パイプに断熱材を取り付ける仕事をし、1日当たり6万ウォンを受け取っていたとされる。

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 警察はキムさん以外の朝鮮族12人についても身元確認作業を進めている。いずれもユソンに所属しており、冷凍倉庫の地下1階で完工に向けた仕上げ作業をする最中に火災に巻き込まれたとみられる。しかし、そのほとんどが日雇い職のうえ、火災当時の爆発で遺体の損傷が激しく、身元確認が難航している。ユソン側は災害本部による調査過程で作業者リストを何度も変更するなど、現場に投入した人員をきちんと把握していなかったことが明らかになった。そのため、火災現場にはまだ確認されていない犠牲者がいるのではないかという推測も出ている。

 警察関係者は、死亡した作業者らが京畿道・城南などの人材手配市場から工事に投入されたものと推定されるとした。遺体から遺伝子を採取し分析するにしても、対照群がないために身元確認は難しいとの見通しを示している。


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