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8日、航空業界によると、EU競争当局は7月5日まで予定していた企業結合2段階審査期限を20日間(営業日基準)さらに延長すると明らかにした。これで最終決定日は8月3日まで延期された。
先に1段階(予備)審査をおこなっていたEUは、先月17日まで承認可否を決定する計画だったが、「市場競争制限の懸念」に関連し、追加検討が必要だと判断され、2段階審査に突入していた。
大韓航空関係者は「2段階審査過程で十分な審査期限を確保するため、欧州競争当局と審査期限延長を合意した」とし「審査期限延長、は是正措置など要求事項の十分な審査期間を確保するための一般的な手続き」と説明した。
大韓航空は、EU競争当局にアシアナ航空買収後の競争性制限を緩和するための是正措置案を提出しなければならない。大韓航空は欧州国籍航空会社と韓国航空会社の欧州新規就航と増便などを提案するとみられる。
実際、EU競争当局は2段階審査に着手し、インチョン(仁川)~パリ、フランクフルト、ローマ、バルセロナなど4つの路線の市場競争が弱まる可能性があると懸念したと伝えられた。
大韓航空とアシアナ航空の2019年基準、4つの路線シェアは△仁川~パリ60%△仁川~フランクフルト68%△仁川~ローマ75%△仁川~バルセロナ100%だ。
大韓航空は今回是正措置案を設け、該当路線のスロット(離着陸回数)の一部返却とフランス・ドイツなど欧州国籍航空会社や韓国航空会社の新規就航・増便を提案すると予想されている。
ただし、大韓航空がスロットの一部を外国航空会社に渡す場合、韓国国籍航空会社の運航縮小の懸念も大きくなっている。これに先立ち、大韓航空は英国側の承認を得るため英国航空会社のヴァージン・アトランティック航空にロンドンヒースロー空港スロットを最大7枠まで引き渡すことにした。
一方、大韓航空は14の合併申告国のうち現在必須申告国である米国とEU、日本の3つの国だけを残している。特に今月1日には、任意申告国である英国でも合併承認を受け、EU審査にも速度がつくものと見込まれたが、審査期限がまた増え、合併の変化要因として挙げられている。
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