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2020年にデビュー20周年を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で3年遅れの記念コンサート開催となった。
BoAは00年のデビュー後、「No.1」「Atlantis Princess」「My name」「Girls On Top」などのヒット曲を発表し、K―POP界を代表する歌姫となった。
01年に日本に進出。「LISTEN TO MY HEART」「VALENTI」「メリクリ」などをヒットさせ、韓国歌手初のオリコン週間アルバムランキング1位獲得やアルバムのミリオンセラー達成などの記録を打ち立てた。「アジアの星」の異名を取り、激しいダンスでも乱れない歌唱力を武器に韓国、日本を越えアジアで人気を得た。
08年には全米デビューし、翌09年に韓国人歌手として初めて米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」にランクインする成果を残した。
12日の公演で華やかな衣装を身にまとい登場したBoAは、サードミニアルバムの収録曲「Breathe」でステージの幕を開け、バンドの演奏に合わせて「Coppy &Paste」「Hurricane Venus」など7曲を立て続けに歌った。1か月前に風邪をひき、体調が万全ではなかったが渾身(こんしん)のパフォーマンスを披露した。
BoAは「皆さんの応援のおかげでたくさん元気をもらった。風邪で1か月間禁酒した。冷えたビールを飲みたかったが飲めなかった。私はお酒を飲むと音痴になる」と語った。
会場を埋め尽くした観客は主に20代から40代で、BoAを象徴する黄色の衣装やマスクを着用し、20年を振り返る「時間旅行」を楽しんだ。
BoAも「No.1」「My Sweetie」「Spark」「メリクリ」「MOTO」など2000年代のヒット曲を久しぶりに歌い、ファンの期待に応えた。
全米デビュー曲「Eat You Up」、日本で定番のクリスマスソングとして定着した「メリクリ」を含め、3カ国語の曲で構成されたセットリストは、これまでのBoAの幅広い活躍を物語っている。BoAは派手な特殊効果を使わずに歌とダンスで2時間を超える公演をこなし拍手喝采を浴びた。
2日間の公演にはKANGTA(カンタ)、少女時代のヒョヨン、Red Velvet(レッドベルベット)のウェンディ、スルギ、アイリーン、EXO(エクソ)のスホとシウミン、aespa(エスパ)のカリナとウィンター、SHINee(シャイニー)のミンホなど所属事務所SMエンタテインメントの先輩や後輩も応援に駆け付けた。
BoAは来月1日に釜山でもコンサートを開く。
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