米ラスベガスで開催された家電IT見本市「CES」で、サムスン電子のウェアラブル歩行補助ロボットを体験している様子(画像提供:wowkorea)
米ラスベガスで開催された家電IT見本市「CES」で、サムスン電子のウェアラブル歩行補助ロボットを体験している様子(画像提供:wowkorea)
韓国のテクノロジー企業「サムスン電子」は15日、韓国のロボット開発企業「レインボーロボティクス」の普通株91万3963株を、1株あたり3万400ウォン(約3098円)で取得した。合計取得金額は277億8365万ウォン(約28億3179万円)に達する。1月3日に計589億8208万ウォン(約60億1163万円)を投資し、新株194万200株を取得したのに続き、3か月ぶりとなる。

これによりサムスン電子によるレインボーロボティクスの持分比率は、10.22%から14.99%へと増加した。

同社はさらにレインボーロボティクスと、最大株主の変更を伴う優先買収権(コールオプション)を含む株主間契約も締結した。

コールオプションを行使した場合、サムスン電子はレインボーロボティクスの持分59.94%を確保することになる。事実上の買収だ。

こうした動きは、今後力を入れる事業としてロボットを挙げているサムスン電子が、積極的な事業拡大に乗り出しているためといえる。同社はことし、高齢者の歩行補助機能に特化したロボット「EX1」を発表するとの構想も明かしている。

多足歩行ロボットプラットフォーム技術を保有するレインボーロボティクスと協力して、ロボット事業を本格化すると予測されている理由だ。レインボーロボティクスは現在、二足、四足、協働ロボットなどを開発、提供している。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101