尹錫悦大統領は同日午後、東京の首相官邸で岸田文雄首相と首脳会談後に共同記者会見を開き、「両首脳は両国政府が緊密に疎通し、膝を突き合わせた結果」とこのように明らかにした。
尹錫悦大統領は日本を「自由・人権・法治の普遍的価値を共有する国家」と規定した後、「安全保障や経済、グローバルアジェンダで共同の利益を追求する最も近い隣国であり、協力すべきパートナー」と述べた。
それとともに「きょうの会談で私と岸田首相は、これまで冷え込んできた両国関係によって、両国の国民が直接・間接的に被害を受けてきたことに共感し、日韓関係を早期に回復・発展させていくことで一致した」と述べた。
尹錫悦大統領は安全保障、経済、人的文化の交流など、多様な分野で協力を推進するための議論をさらに加速化することを言及し、「両国の豊かな未来を準備するために、経済安保と先端科学だけでなく、金融・外国為替分野でも膝を突き合わせてともに考えていくことにした」と述べた。
このために両国は外交・経済当局間の戦略対話をはじめとして、多様な協議体を早期に復元することで合意した。
尹錫悦大統領は日本政府の3品目にかかる輸出規制解除措置と韓国政府の世界貿易機関(WTO)提訴撤回について言及し、「いわゆるホワイトリスト措置に対しても早急な原状回復のために緊密な対話を継続することにした」と期待した。
対北朝鮮問題と関連しては、「日増しに高度化している核・ミサイルの脅威に対応するためには、日米韓の協力が非常に重要で、今後積極的に協力していくことで一致した」と述べた。
さらに、「今後も両首脳は形式にとらわれず、必要に応じて随時会う『シャトル外交』を通じて積極的に意思疎通して協力していく」と付け加えた。
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