サムスンSDIがバッテリー極板の研究施設を設立へ、韓国では業界初=韓国(画像提供:wowkorea)
サムスンSDIがバッテリー極板の研究施設を設立へ、韓国では業界初=韓国(画像提供:wowkorea)
バッテリー大手「サムスンSDI」はこのほど、チョナン(天安)事業所で、バッテリー極板開発ラインの着工を開始した。敷地面積だけでもサッカー場の1.5倍となる1万2000平方メートルに達する。2025年までに造成を完了する予定だ。

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同社が建設する極板開発ラインは、名称の通り量産ではない開発のみのために建設される初の施設で、規模の面では他社を圧倒している。これほどの規模は韓国の業界では初めてであるほか、世界的に見ても珍しいと言える。

こうした大規模開発施設を建設する背景には、正確な試験を行うために規模感のある施設を別途構築すべきとの声が、社内で高まっていたことがある。

同社はここで、極板の品質を高めるために最適な材料の物性と組成について研究する計画だ。さらに大規模な試験も行う。市場不良率を最小化するためだ。例えば既存の量産ラインにおいては陽極材のサンプルを1キログラム使用していが、これを100キログラムへと大量化し、より多くの試験データを確保できるようにする。また開発ラインは量産と関連がないため、新たな工程を導入してすぐに試験を行うことも可能だ。

中央大学融合工学部のユン・ソンフン教授は「サムスンSDIによる今回の大々的な投資は、中国や日本から技術的な優位性を確保するためのものである可能性が高い」と話した。




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