柳議員は同日午前に会見し、「大統領選挙を前に分裂してはならないという大義名分のため大統合民主新党までともに歩んできたが、今、新党には『良い政党』を作ろうという夢を広げる空間が残っていない」と、離党決意の背景を説明した。また、党員であることを誇りに思えず、良い政党だという確信も持てない党に居続けるのはどのような大義のためかと自問せずにはいられなかったと述べた。ただ、鄭東泳(チョン・ドンヨン)候補が次期大統領に当選していても離党しただろうとし、孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表の選出に対する不満が離党原因ではないことを強調した。
また、支持政党を見つけられずにいる多くの国民のために、選択するだけの価値のある新たな代案を作りたいと抱負を述べ、アイデンティティーが曖昧な中道政党ではなく、国民と目の高さをあわせた柔軟な進歩政党にするとした。創設時期については、多くの同志が集ればすぐにも可能だとしながらも、急ごしらえでの党創設の失敗を繰り返さないためにはじっくり力を集めていくことが正しいと述べ、まずは無所属で総選挙に臨むとの考えを示した。
親盧政党を創設する考えかとの質問に対しては、「退任する大統領と親しい者同士が集って党を作るというのは可能なことか」と反問した上で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が党創設に否定的な見解を持っていることは承知しており、自身の政治的未来は自ら決定することが、責任ある行動だと考えると述べた。
柳議員は4月の総選挙に大邱・寿城乙選挙区から無所属で出馬する予定で、先に離党した李元首相が中国から帰国次第、今後の進路について話し合うという。
一方、新党の一部議員らは孫代表の引きとめにもかかわらず依然として離党を考慮中だと伝えられ、このため新党分裂の可能性も持ち上がっている。柳議員の離党で新党の議席は137席となった。
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