ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は4月9日、麻薬飲料製造に使われたヒロポンを投げる(売り手が約束場所に麻薬を隠しておき、買い手が訪ねるもの)手法で供給し、犯行に加担したA氏(35・国籍:中国)を検挙したと10日明らかにした。
警察によると、A氏は中国内のB氏(32・国籍:中国)から指示を受け、ヒロポンを販売した疑いを受ける。4月7日カンウォンド(江原道)ウォンジュ(原州)住宅地で麻薬飲料100本を製造した疑い(麻薬類管理法違反)で逮捕された20代男性キル氏に、同じ手法でヒロポンを供給したことが把握された。
A氏はこれに先立ち、他のヒロポン販売容疑(麻薬類管理法違反)で4日、キョンギド(京畿道)スウォン(水原)中部警察署で検挙、現在拘束された状態だ。麻薬犯罪捜査隊は追跡をおこないA氏が今回の麻薬飲料犯行と関連した事実を確認後、被疑者として立件し、調査を通じて関連証拠をもとに疑いを自白させた。
警察関係者は「今後、被疑者B氏に対しても逮捕令状を発令し、国際共助捜査を進めていく予定」と述べた。
警察は、今回製造された麻薬飲料100本のうち18本が学生などに配布されたことを確認した。このうち金品要求など脅迫連絡を受けた被害者らは現在まで計7人で、最高1億ウォン(約1000万円)を要求された事実も確認された。また、犯行に関わった人物の相当数がボイスフィッシング組織と直・間接につながり、秘密組織形態になったことを把握した。
これにソウル麻薬犯罪捜査隊は、中国に滞在し、キル氏に麻薬飲料の製造を指示した韓国国籍の20代イ氏と犯行に加担した中国国籍30代パク氏を追加で確認し、中国内のトップラインに特定した。彼らの身柄を確保するために逮捕令状を申請し、出入国管理当局に入国時の通報と中国公安に共助捜査を要請した状態だ。
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