ジュンス の最新ニュースまとめ
開演時間が過ぎ場内が暗転すると、自然と湧き上がる拍手。赤いバラがLEDスクリーンに映し出され、ピアノのスリルあふれるサウンドが広がると、ステージ中央のLEDに王宮の大階段が広がり、そこから迫り上がる形で登場したジュンス。熱い歓声が飛び交う中、ジュンスは鋭いまなざしを送りながらミュージカル「エリザベート」の「闇が広がる(Japanese ver.)」を1曲目に披露。トート(黄泉の帝王)になったジュンスは、ゾクゾクするような息づかいと荒々しい感情をむき出しにした「最後のダンス(Japanese ver.)」を続けて歌い、観客を「エリザベート」の世界観に引き込んだ。大歓声と拍手に包まれると、ジュンスは息を整えながら「『2023 XIA The Best Ballad Spring Concert vol.3 In JAPAN』にようこそ」と、深々とお辞儀をしてあいさつ。
「The Ballad」公演としては、約7年ぶりに開催することについて、彼は「いろいろ今日のステージは僕にとっても大切なステージです。皆さんと久しぶり会って、遊べるようなステージになると思うので、最後まで期待しても良さそうだ」と微笑み、ファンの期待感を煽った。
コンサート会場での観客の声出しがOKになったこともあり、ジュンスに対して大きな声で呼びかける声も多く、中でも男性のファンが猛アピール。「ジュンスー!」という男性の声に、ジュンスは驚きながらも「今日は最初から男性のファンの方々が(声を出してくれている)、ありがとうございます」と上機嫌な様子。
最初に披露した2曲について、彼は「ミュージカルのナンバーを日本語で歌っています。日本語で初めて歌ったので、頑張ったところを聴いてほしいです」と、日本のファンのために力を注いだことを明かす。すると、彼の頑張りに会場からは大きな拍手が送られた。
そして、ジュンスが「じっくり聴いてください」と紹介すると、ミュージカル「ドラキュラ」から「Loving you keeps me alive(Japanese ver.)」を優しい表情を見せながら優雅なオーケストラサウンドにのせて伸びやかな歌声を響かせた。続く「Life after life(Japanese ver.)」では、エネルギッシュなギターサウンドと壮大なオーケストラサウンドに、熱のこもった表現豊かな歌声で会場中を虜に。
ミュージカルナンバーの最後は、韓国で6月まで上演されるミュージカル「デスノート」。ゴールドに縁取られた赤いベルベッドの椅子に座ったジュンスは、拳を握りながら「ゲームの始まり(Japanese ver.)」を力強い歌声で会場に響かせた。
「デスノート」は原作が日本ということもあり、彼は「『デスノート』に出ることになってうれしいですし、いつか日本でもやりたいです。その希望を持って、きょう歌いました」と熱意を伝えると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。そして、「デスノート」のミュージカルナンバーは続き、ミサミサの代表曲「I’m ready」も披露。猫耳を付けたジュンスはラブリーな振付とキュートな表情で歌い、最後は「愛してる!」と大きなハートを作って愛嬌(あいきょう)を見せてファンをメロメロに。「ありがとうございます」と照れながらステージを去って行った。
ブリッジ映像では、「映り込みチャレンジ」や「ダンスチャレンジ」、「イントロクイズ」などに挑戦する映像が流れ、最後のイントロクイズで「Set Me Free」の曲を当てると、会場にアップテンポなビートが響き、ダンサーと共に登場したジュンスは「Set Me Free」を披露。ミュージカルナンバーから一転、ファンも総立ちとなりペンライトを激しく揺らしながら乗りまくる。火花がステージを覆う中、ジュンスとダンサーは「ジャンプ! ジャンプ!」と叫びながら会場を盛り上げ、「Turn it up」では重低音のビートに合わせ、タオルを使いながらセクシーかつパワフルなダンスパフォーマンスで会場をさらに熱くした。
ジュンスは盛り上がる会場を見渡しながら「楽しんでますか!」と呼びかけると、大歓声が沸き起こる。熱い反応に喜びながらも、彼は「いきなりダンスの曲を歌ったんですけど…。今回のステージのタイトルは“バラード”なのに、なんでいきなりダンスしちゃうのかという疑問があるかもしれないので説明すると、僕の本来の姿はアイドルだから。そして、日本でみんなと一緒にジャンプしながら遊べるようなステージが久しぶりなので、それにはダンスの曲がいいじゃないですか。なので、ちょっと踊っちゃいました(笑)」と伝えると、ファンから大賛成の拍手が巻き起こった。
ミュージカル、ダンスナンバーと、ジュンスのさまざまな表情を持つ歌声を披露してからは、恒例のファンの願いをかなえる「ジュンスタイム」の時間へ。一つ目は、ジュンスが出演したバラエティー番組「最近の男ライフ-新郎授業」が字幕付で放送されることにちなみ、「新郎テスト」として質問に答えていくというファンの願いが選ばれた。「初めてのデートはどこに行く?」という質問では、「食事がいいんじゃない?」と答えるが、ファンからは「温泉に一緒に行こう!」という声があがり、積極的な声に「だめだよ」と顔を隠して照れる姿も。2つ目の願いでは、ジュンスが韓国の公演でカバーしたことのあるポール・キムの「Every Day, Every Moment」やユン・ジョンシンの「Like it」などをアカペラで披露しファンをうっとりさせた。最後の願い事は、リズムチャレンジ。これはジュンスの曲のダンス映像と一緒に踊りはじめ、途中で無音になっても映像と誤差なく踊り続け、ストップの合図で映像と同じポーズになっているかどうかというチャレンジ。ファンが準備した赤いリボンのカチューシャを付けてご機嫌なジュンスはやる気満々! 5個のダンスに挑戦し、5個中4個成功させたが、罰ゲームとして「かわいくてごめん」チャレンジを披露することに。首をかしげたり、両手で顔を包み込んだり、かわいい仕草と表情でファンを喜ばせた。
ファンと楽しくコミュニケーションを取ってからは、「Rainy Night(Acoustic ver.)」、「言葉にできない(Acoustic ver.)(原曲:オフコース)」を披露し、温かい雰囲気のままライブは終盤へ。
ジュンスが「最後の曲しか残っていないです」と伝えると、会場からは名残惜しい声が響く。ジュンスは「いろいろ話したいことはたくさんありますが…。毎回こういうステージを準備するとき、皆さんが僕を忘れずに見に来てくれるのかのかという不安な気持ちになります。でも、毎回このように皆さんが笑顔で来てくれます。僕にとってそれは当たり前なことだと思っていないし、奇跡だと思っています。僕の奇跡をかなえてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。その分頑張っていきたいと思えるし、エネルギーや原動力を皆さんからもらって帰れると思います。ありがとうございます」と深くお辞儀をして、公演を行える喜びと感謝をかみしめていた。
最後は、優美なオーケストラサウンドが印象的な「We were..」を披露。優しく柔らかな歌声を響かせながら、ステージをゆっくりと歩き、手を左右に大きく揺らすジュンス。すると客席を照らすピンクのペンライトが風で舞う花びらのように波を打ち、幻想的な風景に包まれた。
アンコールを飾ったのは、会場が大いに盛り上がる曲「F.L.P」。ジュンスが「レッツゴー!」と叫ぶと観客も総立ち。「ジャンプ! ジャンプ!」と叫ぶ声に、ペンライトが上下に揺れる。続く「Incredible」では、「行くぞー!」と言って客席に降りて、客席通路を通りながらさまざまな場所でエネルギッシュにパフォーマンス。これまでステージ上にいたジュンスが自分の目の前でパフォーマンスしていることに会場は騒然! ジュンスはハイタッチしながらステージに戻ると、会場のボルテージは一気に最高潮に達した。
思いっきりジャンプして楽しんでいるファンの姿を見たジュンスは、「最終日だからか、思いっきりジャンプしていてびっくりしました。皆さんに毎回言っていますが、僕が話したいことはやっぱり、『ありがとうございます』という言葉で、それしか言えないのがすまない気持ちです。皆さんの応援と声援に応えられるようにこれからも思いっきり激しく頑張ります!」と意気込みを伝えた。
そして、アンコールラストのステージへ。ジュンスが韓国でもはやらせた大塚愛の「さくらんぼ」を、オーケストラ奏者や指揮者なども巻き込んで披露。「最後だから完璧にきれいにしてもらいたい」というジュンスは、パフォーマンス前に振付の綿密なレクチャーを行い、ジャンプのタイミングが合わないファンを見つけては、「隣の人と手をつないで(ジャンプして)」と、わざと厳しい態度を取ってファンを笑わせることも。約15分かけてレクチャーしたこともあり、本番では息ぴったりの振付にジュンスも「最高!」と叫んでいた。歌い終わると、会場は達成感に満ちた笑顔でいっぱいに。大きな拍手に包まれる中、ジュンスは「これからもがんばります! 幸せでした。本当にありがとうございました!」と、投げキッスをして満面の笑みで会場を後にした。
写真提供 PALMTREE ISLAND
■イベント概要
イベント名: 2023 XIA The Best Ballad Spring Concert vol.3 In JAPAN
日時 : 2023年4月7日 (金) OPEN 17:00/START18:00
2023年4月8日 (土) OPEN 16:00/START17:00
2023年4月9日 (日) OPEN 16:00/START17:00
会場 : 横浜ぴあアリーナMM
■セットリスト
1. 闇が広がる(Japanese ver.) ミュージカル『エリザベート』より
2. 最後のダンス(Japanese ver.) / ミュージカル『エリザベート』より
3. Loving you keeps me alive(Japanese ver.) / ミュージカル『ドラキュラ』より
4. Life after life(Japanese ver.) / ミュージカル『ドラキュラ』より
5. ゲームの始まり(Japanese ver.) / ミュージカル『デスノート』より
6. デスノート / ミュージカル『デスノート』より
7. I’m ready / ミュージカル『デスノート』より
8. Set Me Free
9. Turn It Up
10. Rainy Night (Acoustic ver.)
11.言葉にできない (Acoustic ver.)(原曲:オフコース)
12. We were..
13. F.L.P
14. Incredible
15. さくらんぼ(原曲:大塚愛)
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