【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は13日、3月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額は157億8000万ドル(約2兆1030億円)で前年同月に比べ32.2%減少したと発表した。9カ月連続のマイナスで、2009年1月以降で最大の落ち込み幅となった。過去最大の輸出額を記録した前年同月からの反動減に加え、世界的なICT需要の低迷が響いた。ただ、輸出額は3カ月ぶりに150億ドルを超えた。 輸出を品目別にみると、半導体は前年同月比33.9%減の87億3000万ドルだった。このうち半導体メモリーは44.3%減少したが、今年1月、2月に比べると減少幅はやや縮小した。システムLSI(大規模集積回路)も18.4%減少した。科学技術情報通信部は、半導体輸出の不振は1月を底に、減少幅を縮小していると説明した。 ディスプレーの輸出額が前年同月比41.4%、携帯電話が49.3%、コンピューター・周辺機器が52.5%と、そろって大幅に減少した。通信装備も9.2%減った。 主な国・地域別のICT輸出額も軒並みマイナスだった。減少率は中国が40.1%、米国が33.3%、ベトナムが20.0%、欧州連合(EU)が30.2%、日本が10.7%。 3月のICT輸入額は前年同月比7.9%減の118億5000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は39億3000万ドルの黒字だった。黒字額は前年同月(104億ドル)を大幅に下回ったが、今年1月(8億9000万ドル)と2月(18億2000万ドル)に比べると拡大した。
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