光化門広場で焼身自殺図った男性の家族、葬儀費用問題で遺体引き取り断念=韓国(資料写真、画像提供:wowkorea)
光化門広場で焼身自殺図った男性の家族、葬儀費用問題で遺体引き取り断念=韓国(資料写真、画像提供:wowkorea)
韓国ソウル・チョンノ(鍾路)区のクァンファムン(光化門)広場で焼身自殺を図って亡くなった40代男性A氏の遺族が葬儀費用を用意できず、遺体の引き取りを断念したと13日、わかった。A氏はソウル市で公営葬儀をおこなうまで葬儀場に安置される予定だ。

 朝鮮日報によると、去る4日午後8時50分ごろ、ソウル鍾路区光化門広場の世宗大王像の前でA氏は焼身自殺を図った。A氏は病院に搬送され治療を受けたが、全身に2~3度のやけど、気道熱傷で5日午後に死亡が確認された。

 警察はA氏の身元を確認後、遺族に連絡を取ったが、A氏の遺族は警察に遺体の引き取りを断念する意思を明らかにしたという。A氏は生前、基礎生活受給者で生活費の支援を受けながら母親と一緒に暮らしたという。

 A氏の遺族は葬儀費用を準備する余裕がなく、遺体の引き取りを断念することに決めたという。A氏の遺族が遺体を引き取る場合、葬儀費だけでなく、病院費と安置料まで支払わなければならない。

 A氏の遺族が遺体処理委任書を作成して区庁に提出すれば、A氏は無縁故死亡者となって公営葬儀をおこなうことになる。

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