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当時、現金提供に関与した人物は同党の尹官石議員とイ・ソンマン(李成萬)議員、カン・レグ韓国監査協会長、イ・ジョングン(李ジョン根)元民主党事務副総長(拘束起訴)、チョ・テクサン(趙澤相)前仁川市政務副市長、宋永吉前代表の補佐官朴某氏など9人だ。彼らは当時、宋永吉党代表選挙陣営で選挙活動をしていた。
検察は3つのルートで9400万ウォンが提供されたものと把握している。その中で6000万ウォンは、尹議員を通じて議員らに提供されたものとみている。
令状には「尹議員は2021年4月24日、党代表予備選挙の投票日が迫ると、国会議員らの既存支持勢力を維持するため、カン・レグ韓国水資源公社常任監査(当時)に『国会議員に金をばらまく必要がある』という趣旨で指示・勧誘した」と記載されている。
カン会長は知人を通じて3000万ウォンを用意し、同年4月27日に、それぞれ300万ウォンが入った10枚の封筒を朴補佐官と李氏を通じて尹議員に渡した。尹議員は翌日、現金の入った封筒を同党の議員10人にばらまいたと検察側では把握している。
尹議員は同日、李氏とカン会長に「議員たちに追加で配る現金を用意してほしい」と求め、カン会長から300万ウォンずつ入った10個の封筒を追加で受け取り、議員たちに配ったという。
総額6000万ウォンにのぼる現金を受け取った国会議員10人が誰であるかは、令状には記載されていない。現金封筒が異なる人物に渡されたと仮定すると、同党の議員約20人が一斉に捜査対象になる可能性もある。
検察では、総額のうち1400万ウォンは全国代議員と権利党員を抱き込むために地域本部長らに渡されたものとみている。カン会長の指示・勧誘で趙前副市長などが現金を持ってくると、50万ウォンずつ封筒に入れて2021年3月30日と4月10日に、それぞれ地域本部長約10人と7人に渡したという。
この他に、検察では、選挙運動を促進するため2021年4月にカン会長が用意した2000万ウォンが、50万ウォンずつ分けられ地域状況室長20人に2回にわたり渡されたと把握している。
ソウル中央地検反腐敗捜査2部は、前日に尹議員と李議員らを家宅捜索した。現在、押収品の分析を行っている。
検察は、現金を用意したカン会長が李氏と通話し、「封筒10個が用意できたので尹議員に渡してほしい」とか、「グァンソクさん(尹議員)が『議員たちに少しあげなければならないのではないか』と話していた」と語った通話内容も入手したという。
検察は、資金調達者や伝達者などに対する調査を終えた後、受け取った人についても取り調べる方針だ。
尹議員と李議員はこの日、同党の議員たちに無実を訴えた。
この日午後の本会議に先立ち開かれた同党の非公開議員総会で、両議員は個人的な発言を通じて、検察の捜査と巷の報道に対して「根拠のない話」と主張した。
同党のイ・スジン院内報道官は、「(尹議員が)内部の全党大会で出た話を(検察が)企画捜査して、罪を着せるのは検察の無謀な弾圧だ。うまく対応していくと語った」とし、「李議員も同じ趣旨の話をした」と述べた。
尹議員は記者たちに送った携帯メールで、「録音に関する報道は、別の状況で異なる趣旨で言った発言なのに、封筒を渡したように断定して歪曲した」と主張した。李議員も声明文で、「陳述だけで野党議員を次々と結びつけ、政治弾圧に没頭する検察の野蛮な政治行動を糾弾する」と述べた。
同党のクォン・チルスン首席報道官は記者団に、「事実関係(究明)は見守らなければならないが、家宅捜索当日に録音ファイルを公開したのは検察が企画したか、検察の介入なしには不可能だ」とし、「局面転換用の企画捜査という国民的疑惑は避けられないだろう」と述べた。
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