KLPGA開幕戦のロッテレンタカーオープンから3週連続で初優勝者が誕生するという新たな記録がかかった本大会で、初日に6位タイ、2日目に4位タイとなったチェ・ウヌはトップのイ・ソミに4打差で迎えた最終ラウンドで、ノーボギーの6バーディーを記録し、激しい優勝争いを勝ち抜いた。
20歳のコ・ジウは最終日、この日ベストとなる7アンダーを記録したものの1打及ばず単独2位に終わった。
父親の誕生日に優勝したチェ・ウヌは、「プロ入りして9年で初優勝できて本当にうれしいが、まだ戸惑っている。9年も待ってくださり、面倒を見てくださって本当にありがたい。報いることができた初優勝は本当に感謝のかぎりで、さらに一生懸命に頑張るチェ・ウヌになる」とコメントし、涙を流した。
また優勝に対するプレッシャーについて「プロ入りしてから9年でもあり、毎年シードを守ってきたので、多くの方が地道にやっていく選手だというのはご存知だと思うが、優勝がなかったのでプレッシャーではあった。私もチャンスが来てもつかめないことに対してずいぶんと考えた。ところが優勝に対する気持ちが大きくなり、さらにうまくいかなくて、ことしに入ってからは優勝のことを考えないようにしようと思いながらシーズンを迎えた。1試合1試合、1打1打に意味を持って楽しく過ごせることに感謝しよう、そうすればチャンスが来るのではないかと思いながらプレーをしていた。このような気持ちだったので楽になった」と語った。また今後の目標については「シーズンの序盤で初優勝し、いいスタートだと思っている。この勢いで残りの試合でも優勝を狙いたい」と明かした。
ネクセンタイヤとゴルフ用品会社であるSaint Nineが主催する本大会は、予想よりも涼しい天候と強風だったが1万2000人のギャラリーに見守られる中、KLPGAの大会では一番長いコースで開かれた大会で、苦労の末に勝利をつかんだ新女王が誕生した。
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