IT企業の財界での順位・グループ会社数・資産総額(単位は、社、10億ウォン)。上からKT,カカオ、ネイバー、ネットマーブル、ネクソン、クーパン、ドゥナム、クラフトン(画像提供:wowkorea)
IT企業の財界での順位・グループ会社数・資産総額(単位は、社、10億ウォン)。上からKT,カカオ、ネイバー、ネットマーブル、ネクソン、クーパン、ドゥナム、クラフトン(画像提供:wowkorea)
韓国公正取引委員会が25日に発表した「2023年度公開企業集団への指定の現状」によると、企業の資産総額が5兆ウォン(約5001億8000万円)超のIT企業は計8社だった。KT(12位)、カカオ(15位)、ネイバー(15位)などが名を連ねている。

うちネイバー、ネットマーブル、ネクソンなどは財界における順位が前年比で下落した。ネイバーは資産総額が前年から1兆7000億ウォン(約1700億6120万円)増の20兆9000億ウォン(約2億円)を記録。順位は1段階の下落にとどまる健闘を見せた。ゲーム企業は4~9段階ずつ下落している。

仮想通貨取引所「アップビート」を運営するドゥナムの資産総額は、前年比3兆4000億ウォン(約3401億2240万円)減の7兆3000億ウォン(約7302億6280万円)だった。仮想通貨市場が委縮し、取引手数料による収益と顧客からの預かり金が減少した影響だ。

一方、クーパンは取引規模および売上高の増加と物流センターへの投資、子会社の新設などで資産が増え、ことしは売上高が10億ウォン(約1億円)以上の「相互出資制限企業集団」となった。順位は8段階上がって45位に浮上した。

建国大学経済学部のクォン・ナムフン教授は「IT産業が委縮した場合、韓国だけでなく世界的に、従来型の産業よりも大きく打撃を受ける傾向がある」と話した。


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