東京新聞は29日、北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋の話を引用し「北朝鮮は来月初めまで、ロシアに鉄道を通じて砲弾を輸送する計画だ」と伝えた。この消息筋は「今回の取引は、ロシア政府の意向によるものだ」と語った。
この報道によると、砲弾を載せた列車は今月末から来月初めにかけて、北朝鮮の国境都市であるラソン(羅先)市のトゥマンガン(豆満江)駅から出発し、ロシアの沿岸州ハサン駅を経由してウラジオストクまで輸送する予定である。
ロシアはウクライナ戦争の長期化により弾薬不足が深刻な問題として浮上している中、ワグネル・グループのトップであるエフゲニー・プリゴジン氏はことし2月「ウクライナ戦争の最前線で戦っているワグネル・グループの部隊に、弾薬が十分供給されていない」として、ロシア政府と軍を批判した。
一方、米国のジョン・カービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は先月30日「ロシアは北朝鮮から、20種類以上の武器と軍需物資を調達する計画を推進している」と明らかにした。
東京新聞は「今回の北朝鮮とワグネル・グループ間の取引が、カービー調整官の指摘した計画の一部なのかは明確でない」と報じた。
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