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尹大統領は演説で「人類の自由に向け、韓国が国際社会と力を合わせてやるべきことを必ず成し遂げる。米国と共に進む」と述べた。その上で「国際社会において韓国は、成長した経済力に見合った責任と貢献を果たしていく」と強調した。
今年70年の節目を迎えた米韓同盟については「自由と平和、繁栄を守る基軸」と表現。「かつてなく強固で、他にはないつながりを持つ」と強調した。
また、1950~53年の朝鮮戦争で共産主義から自由を守るために米国が払った犠牲に言及し、「自由を守るために共に戦った偉大な米国の英雄を韓国は決して忘れない」と述べた。
北朝鮮についても言及し「違法な核開発やミサイルによる挑発は、朝鮮半島や世界の平和に対する深刻な脅威だ」とし、北朝鮮の住民が最悪の経済難と人権侵害に追い込まれていると指摘。上下両院の議員らに人権状況の改善へ「共に努力してほしい」と呼び掛けた。また、北朝鮮の無謀な行動を抑止するために同盟国は団結しなければならないと述べ、日米韓3か国の安全保障協力を加速化させる必要性を強調した。
ロシアによるウクライナ侵攻については、国際法に違反すると非難。ロシアを名指しすることは避けたものの、「正当な理由なく行われたウクライナに対する武力攻撃を強く非難する」と述べた。民主主義国家が朝鮮戦争で韓国を支援したのと同様に、ウクライナを支援するとし、ウクライナ市民の自由を守り復興努力を支援するために、韓国は積極的に取り組むと表明した。
尹大統領の演説について、韓国の公共放送KBSは、「『自由の同盟、行動する同盟』と題した43分あまりの演説の中で、『自由』という言葉を何度も繰り返した」と指摘。「就任時から繰り返し発信してきた自由の価値を強調した」と伝えた。
また演説では、世界的な人気を誇る韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」について話題に上げ、「ホワイトハウス訪問では先を越されて『BTS』に負けたが、議会訪問は私の方が先だ」と述べ、米議員の笑いを誘う場面もあった。『BTS』は昨年5月、バイデン大統領に招かれホワイトハウスを訪問している。尹大統領は文化面での交流について「文化コンテンツは両国民が国籍と言語を越え、互いをさらに深く理解し、友情を育む助けになっている」とした上で「私の名前は知らなくても『BTS』や(4人組ガールズグループ)『BLACKPINK』はご存じでしょう」と述べた。
前日の26日に行われた歓迎夕食会では、尹大統領が壇上に上がり、1970年代のヒット曲「アメリカン・パイ」を熱唱する一幕があった。尹大統領が歌い始めると、バイデン大統領は両手でこぶしを握りしめて笑顔を見せた。
尹大統領は全ての日程を終えて30日、帰国した。今回の訪米は、強固な米韓関係、バイデン大統領との親密ぶりを内外に印象付けた。世論調査会社の韓国ギャラップが先月28日に発表した調査結果によると、尹大統領の支持率は前週より1ポイント下がって30%、不支持率は3ポイント上がって63%だった。支持する理由として最も多かったのは「外交」で21%だった。一方、支持しない理由として最も多かったのも「外交」で38%だった。今回の国賓訪米が韓国国民にどう評価され、今後の尹大統領の支持率にどのように作用するのか注目される。
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