尹錫悦大統領はこの日午後、ヨンサン(龍山)大統領室で開かれた岸田文雄首相との拡大会談の冒頭発言において、「ことし3月の訪日は韓国大統領の両者訪問としては12年ぶりに成し遂げられた。岸田文雄首相も日本の首相として12年ぶりに韓国を両者訪問した」とし「シャトル外交の復活に12年かかったが、2人の相互往来には2か月もかからなかった」と述べた。
それとともに「良い変化の流れは初めは作りにくいが、ひとたび作られると大きな流れになる場合が多い」とし「今の日韓関係の流れがまさにそれではないかと考えている」と岸田文雄首相の訪問を高く評価した。
また、「岸田文雄首相と東京で首脳会談を行ってから2か月も経たないうちに、日韓関係も本格的な改善が明確にあらわれている」とし「私は過去の両国関係が良かった時期を越えて、より良い時期を作らなければならないという責任感を感じる」と力説した。
尹錫悦大統領は「今の厳しい国際情勢とグローバル複合危機の状況で、日韓間の協力と共助は両国の共同利益はもちろん、世界平和と繁栄のために必ず必要だ」とし「国際社会の平和と繁栄の土台となってきた自由民主主義が脅かされる状況で、普遍的価値を共有する日韓はさらに強固な連帯で国際社会で協力していかなければならない」と述べた。
続けて、「私が米国訪問時にハーバード大学で言及したが、両国が過去の歴史が完全に整理されなければ未来協力のために一歩も踏み出すことができないという認識からは抜け出すべきであると考える」とし「首相の今回の訪韓が日韓両国の未来協力のための有益な歩みになることを期待する」と付け加えた。
これに対して、岸田文雄首相は「3月の会談では日韓関係を重層的に強化して再構築し、我々が萎縮の雰囲気を払拭して対話と協力を強化することで意見が一致した」とし「2か月も経たない間に多様な対話が躍動的に動いている」と答えた。
また、「全体会議では両国関係の進展について意見を交換したい」とし「G7広島サミットで北朝鮮を含むインド太平洋地域の情勢とグローバルな課題に対する連携についても議論したい」と述べた。
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