業務上横領・背任の容疑で起訴されたカン元監督の弁護人は15日、インチョン(仁川)地裁で開かれた初公判で「カン元監督はこの事件により得た利益がない」とし「他の被告人と犯行を共謀した事実もない」と主張した。
続けて「公訴状には横領被害額1億6000万ウォンが出資金だと記載されているが、出資金と認知したことはない」とし「該当資金は被告人らが被害者の会社に借りたもので、出資ではない」と述べた。
カン元監督と同じ容疑で起訴されたバスケットボール教室法人の関係者4人のうち2人も横領などの容疑を否認した。ただし、残り2人は公訴事実を認めていると明らかにした。
出廷したカン元監督は生年月日と住所などを確認する裁判長の人定質問に淡々とした声で答え、職業を問われると「無職」と答えた。
カン元監督らは2018年5~10月、バスケットボール教室を共同運営しながら、1億6000万ウォン以上の運営資金を個人的に使ったり、当初の目的とは異なる用途で使用した疑いで起訴された。
警察は昨年1月、カン元監督がまた別のバスケットボール教室の法人資金2億2000万ウォンを横領したという告訴状を追加で受け付け、事実関係を確認するなど捜査をおこなっている。
選手時代“コートの魔法使い”と呼ばれたカン元監督は2011年、ブローカーたちから4700万ウォンを受け取り、主力のかわりに候補選手たちを投入する方式で勝負を操作した容疑で2013年、懲役10か月を言い渡された。同年9月、KBLからも除名された。
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