中国外交部、サッカー韓国代表選手の「拘束」認める…「賄賂容疑、法律に沿って処理」(画像提供:wowkorea)
中国外交部、サッカー韓国代表選手の「拘束」認める…「賄賂容疑、法律に沿って処理」(画像提供:wowkorea)
中国のプロサッカーチーム「山東泰山足球倶楽部(以下、山東泰山)」に所属する韓国代表MFソン・ジュンホ(31)が12日、中国公安当局に拘束されたと報じられた中、中国外交部(外務省に相当)は名前を明かさずに「韓国国籍のサッカー選手が、賄賂(わいろ)容疑で調査を受けている」と明らかにした。

ソン・ジュンホ の最新ニュースまとめ

 中国外交部の汪文斌(おう ぶんひん)報道官は16日、定例ブリーフィングでこのように述べ、「中国は法に従う国家であり、今回の事件についても法に沿って処理する」と伝えた。

 これに先立ち、ソン・ジュンホのエージェントは「在中国韓国大使館が把握している内容によると、ソン・ジュンホは賄賂の疑いで、中国公安当局の取り調べを受けている」と明かした。

 また「八百長に関する疑惑ではない」と一部報道を否定した上で、「16日午前、大使館関係者がソン・ジュンホと面会する予定だ。そこで正確にどのような内容の取り調べを受けているのかを確認する」と説明した。

 言及した「賄賂の疑い」について、エージェント側は否定。エージェント関係者は「実力で認められ、良い待遇を受けている」とし、「成果も挙げながら、4年延長の契約を結んだ。ソン・ジュンホが監督や、そのほかチーム関係者に賄賂をわたす理由がない」と強調した。

 これに先立ち、在中国韓国大使館によると、ソン・ジュンホは遼寧(りょうねい)省の公安当局に拘束され、取り調べを受けているという。大使館関係者によると、ソン・ジュンホは12日に拘束されたことがわかった。

 ソン・ジュンホはKリーグ「ポハン(浦項)スティーラース」でプロデビュー。その後、「チョンブク・ヒョンデ(全北現代)」でリーグ優勝(3回)、FAカップ優勝(1回)に貢献した。

 特に、2020年にはKリーグ1(1部)の最優秀選手(MVP)に選ばれた。2021年、中国のプロサッカーチーム「山東泰山」に移籍したソン・ジュンホは、その年のスーパーリーグ(中国)とカップ大会で優勝に貢献。昨年は、カップ大会で優勝を手にした。

 また、韓国代表としても活躍中のソン・ジュンホは、「2014 インチョン(仁川)アジア大会)」で金メダルを獲得、「2022 FIFA カタールワールドカップ」ベスト16進出を果たした。Aマッチ18試合に出場し、現在もA代表で活躍中だ。

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