小川社長によると、韓国エプソンは世界のエプソンの利益創出に貢献しているという。「韓国は成長中の市場で環境への意識が高く、インクジェットプリンタなどエコ製品を主力とする当社の成長性も高いとみている」と小川社長は述べた。韓国エプソンによる製品別売上高の割合をみると、プリンタとプロジェクターがそれぞれ55.38%、41.03%となっている。
同社ではこれらの製品について、ファッションや芸術、またスクリーンゴルフのようなエンターテインメント分野での成長性が非常に高いとみているという。これに合わせ、エコなプリンタやプロジェクターの開発も手掛けている。韓国に関連しては「大企業が多い韓国は他社と協業できる可能性も多くある。実際、とある企業と協業し、大規模なビジネスを進めている」と小川社長は述べた。
一方、拡張現実(AR)事業については「AR市場の拡大速度が遅いとの判断から、韓国のスマートグラス事業からは暫定的に撤退している状況」(小川社長)だという。そのうえで「当社はシリコン有機EL(OLED)パネルに強みを持っており、より商用化しやすい製品を開発している。その後、韓国市場への再進出を計画している」と説明した。
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