EU、7月からKラーメンの輸入規制解除...「台湾・タイへの輸出活性化も期待」(画像提供:wowkorea)
EU、7月からKラーメンの輸入規制解除...「台湾・タイへの輸出活性化も期待」(画像提供:wowkorea)
欧州連合(以下、EU)は7月からラーメンなど韓国で製造された即席麺類に対する「エチレンオキサイド(以下、EO)管理強化措置」を解除することに決めた。昨年初めに下されたこの措置によって関連評価書および証明書を追加提出しなければならないなど費用の負担が大きかった食品業界は直ちに歓迎の意を表すと同時に食品医薬品安全処など政府の努力に感謝を示した。

韓国食品産業協会は24日、関連する立場文を出して、「食品医薬品安全処の積極的な外交交渉支援によって、ことし7月付けでラーメンなど韓国で製造された即席麺に対するEUのEO管理強化措置が解除された」とし「積極的に歓迎し、輸出の活性化が期待される」と明らかにした。

これに先立ち、EUは昨年2月、ラーメンなど韓国で製造された即席麺に対してEO管理強化措置を下した。2021年8月にEUに輸出したラーメンからEOの反応産物である2-クロロエタノール(以下、2-CE)が検出されたためだ。2-CEは毒性を持っているが、EOのような発がん性物質ではなく、自然の中で意図せずに汚染または発生しうる物質であるだけに、韓国のラーメン業界は悔しさが大きかった。

関連業界では今回の措置解除によって、EUのEO基準をそのまま準用している台湾やタイなどへのラーメンおよび即席麺の輸出時、△書類処理および証明書発行に伴う輸出遅延の解消△生産効率性の向上△分析および書類処理諸般の人材、所要時間、コストの削減△輸出品目の多様化など、輸出活性化を期待している。

韓国食品産業協会は「食品業界では今後も輸出食品の安全管理と品質向上に最善を尽くすことで、主要交易国の輸出規制解消のための食品医薬品安全処による外交活動が成功的に推進されるよう積極的に支援して、Kフードの輸出活性化に寄与する」と述べた。
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