業務推進費の”不正使用疑惑”Kリーグ光州FCの元事務処長、異動命令仮処分を棄却(画像提供:wowkorea)
業務推進費の”不正使用疑惑”Kリーグ光州FCの元事務処長、異動命令仮処分を棄却(画像提供:wowkorea)
サッカーKリーグ1(1部)の「クァンジュ(光州)FC」が断行した元事務処長に対する転補(異動)命令は「適法」との判決が下された。

 光州FCは25日、キム元事務処長が光州地裁に提起した転補(異動)命令仮処分の事案について、最終的に棄却されたと明かした。

 昨年12月、光州は内部の規定に基づき、自社での経営評価を実施。その結果、ことし2月、キム元事務処長に対して競技管理支援チームへの転補(異動)を命じた。

 これにキム元事務処長は、クラブチームの決定に反発。転補(異動)命令は不当だとして、光州地裁に仮処分申請を提起したが、最終的に棄却された。

 裁判所は判決文を通して「キム元事務処長の転補(異動)命令は、労働基準法違反または管理乱用に該当しない」とし、「生活上の不利益も通常のレベルを逸脱していない」と説明。また「転補(異動)を命じながら、誠実な話し合いを行うことは正当な人事権行使のためのひとつの要素であり、これを理由に転補(異動)命令を無効にすることはできない」と伝えた。

 一方、キム元事務処長がチョンナム(全南)地方労働委員会に請求した「不当転補(異動)救済申請」は、認められた。光州FCは去る24日、上級機関である中央労働委員会に再審を申請した状態だ。

 なお、光州市の監査委員会は去る24日、キム元事務処長と部長級の幹部らを横領の疑いで捜査依頼した。監査委員会は、キム元事務処長と部長級の幹部らが業務推進費およそ1000万ウォン(約100万円)を不適切に使用した疑いを見つけ、警察に捜査を依頼した。

 これについて、キム元事務処長は「週末の使用、また自宅周辺での使用などを問題として指摘されたが、現在、監査委員会に再審手続きを行っている」とし、「個人として使用したことはなく、契約書上、業務推進費ではなく活動費として支給されたものは問題にならない」と立場を明かした。

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