26日、米国の声(VOA)報道によると、中国海関総署の資料をもとにことし1月から4月までの中朝貿易数値を分析した結果、同期間の北朝鮮の累積赤字額は5億2255万ドルと集計された。
北朝鮮はことし1月1億7011万ドルの赤字を記録した後、2月1億2047万ドル、3月1億1735万ドル、4月1億3157万ドルの赤字を出した。
北朝鮮は2019年までだけでも月1~2億ドルの対中貿易数値赤字を記録していたが、新型コロナウイルスが本格的に広がった2020年から赤字幅が大きく減った。さらに、北朝鮮の対中貿易が事実上、中断された2020年10月と11月、2021年1月と2月には少なくとも97万ドルから最大175万ドルに達する貿易黒字を記録した。北朝鮮が中国を相手に貿易黒字を記録したのは珍しい。
しかし、2022年半ばら2国間の貿易額が再び増加傾向に転じ、北朝鮮の対中国貿易赤字幅も再び大きくなっている。北朝鮮は昨年10月、1億1100万ドルの対中貿易収支赤字を記録して以来、7か月連続で1億ドルを超える赤字幅を見せている。
ことし1~4月の月平均貿易赤字が約1億3000万ドルである点を考慮すると、2023年の北朝鮮の貿易赤字は約15億6200万ドルに達するものと推算される。北朝鮮は2013年に約7億2000万ドルの貿易数値赤字を記録して以降、2016年まで毎年4億~6億ドル台の赤字規模を見せてきた。その後、2017年に16億ドルで、赤字額10億ドルを超えて、2018年と2019年にはそれぞれ20億ドルと23億ドルを記録した。
北朝鮮の赤字額が2017年を基点に大きく増えたのは、当時国連安保理が北朝鮮の核・ミサイルに対応した国際社会の対北制裁を強化したためだ。安保理は2017年に採択した対北決議を通じて、北朝鮮が石炭などの鉱物や水産物、繊維製品などを輸出できないようにした。その反面、輸入は例年規模を維持しながら赤字幅が急増した。
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